2008,03,30, Sunday/yoko
1話 おかしな呪文

ボクのどうきょにんは、ボクのイヤがることはしないよ、って言う。
でも、一人で留守番させたりするし、大好きなご飯もヘンなお菓子みたいのに変えちゃうし、おまけに朝はチっトモ起きてくれない。 起きてる!って思ったらヘンな時間に寝ちゃったりするしさ。 あのヒトを起こす仕事は、まいにちホント、大変なんだ。
それでも、ボクのどうきょにんは、イヤがることはひとつもしてないと思ってるんだ。 この間までボクのこと女の子と思ってたクセに。 カンケイないけどね。
最近、イヤなことがまたひとつ増えた。 ボク様のことを触ろうとするんだ。
あのヒトの手とか足とかにくっついてるツメはボクの恋人だし、あのヒトの手に乗って遊ぶのもスキだよ。 でも触られるのはイヤなんだ。
両の手のひらでボクのことを覆う。 ぎゅっとニギったりはしないけど…
ちょっと…怖い…うぅぅ…こういうの、何てひょうげんするのかなぁ…ほんのうてきにフカイ? そう、そんなカンジ。 だからボクは、いっしょうけんめいあばれて逃げてやるのだ。
でもあのヒトにくっついてるツメはボクの恋人だから、いつまでも離れてるわけにはいかないよ。 ボクはナイトだからね、かのじょにご飯も食べさせてあげなくちゃいけないし。
だからすぐそばに行くんだ。 すると、あのヒトはまたボクを捕まえる。
ひきょうだっ!
あんまりヒツコイから、ちょっとだけおとなしくしてみたんだ。
そしたら、あのヒトがヘンな呪文を唱えるよ。
「かきかき…はぃ、ぴぃちゃん、かきかき…」
そしてボクのあたまを、そぉっとなでる。
…ん…
何かと思って、ボクもそぉっとあのヒトを見上げたんだ。 そしたら、ボクの耳の後ろをしょこしょこっとなでながら、また呪文。
「かきかき…怖くないよ。かきかき。」
……れ…… いまちょっとヘンな気持ちがした。
でもいけない。 このままでは術にハマってしまう。 あわててボクは手のひらの隙間をくぐって逃げ出した。
でも…さっきのあのカンジはなんだったのかな…
ちょっとだけ離れて、あのヒトの顔を見たんだ。 そしたら笑って 「まだ怖い?」 ってボクに聞いた。
…怖くなんかない。 怖いんじゃない。 怖いのかな…。 よく…わかんない。 でも、ただ ………イヤなんだ。
「ごめんごめん。 じゃ、お詫びにコレ差し上げます」
そういって、粟穂をくれた。
コレ大好きなんデス。 だから……つい夢中になってタベテシマッタ…

…あ……怒ってたの忘れてた。
ひっ ひきょうだぁ~!!
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ちょっと…怖い…うぅぅ…こういうの、何てひょうげんするのかなぁ…ほんのうてきにフカイ? そう、そんなカンジ。 だからボクは、いっしょうけんめいあばれて逃げてやるのだ。
でもあのヒトにくっついてるツメはボクの恋人だから、いつまでも離れてるわけにはいかないよ。 ボクはナイトだからね、かのじょにご飯も食べさせてあげなくちゃいけないし。だからすぐそばに行くんだ。 すると、あのヒトはまたボクを捕まえる。
ひきょうだっ!
あんまりヒツコイから、ちょっとだけおとなしくしてみたんだ。
そしたら、あのヒトがヘンな呪文を唱えるよ。
「かきかき…はぃ、ぴぃちゃん、かきかき…」
そしてボクのあたまを、そぉっとなでる。
…ん…
何かと思って、ボクもそぉっとあのヒトを見上げたんだ。 そしたら、ボクの耳の後ろをしょこしょこっとなでながら、また呪文。
「かきかき…怖くないよ。かきかき。」
……れ…… いまちょっとヘンな気持ちがした。
でもいけない。 このままでは術にハマってしまう。 あわててボクは手のひらの隙間をくぐって逃げ出した。
でも…さっきのあのカンジはなんだったのかな…
ちょっとだけ離れて、あのヒトの顔を見たんだ。 そしたら笑って 「まだ怖い?」 ってボクに聞いた。
…怖くなんかない。 怖いんじゃない。 怖いのかな…。 よく…わかんない。 でも、ただ ………イヤなんだ。
「ごめんごめん。 じゃ、お詫びにコレ差し上げます」そういって、粟穂をくれた。
コレ大好きなんデス。 だから……つい夢中になってタベテシマッタ…

…あ……怒ってたの忘れてた。
ひっ ひきょうだぁ~!!
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