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「奇蹟の人」旅日記

旭川→苫小牧 →?


9/5

 さて、今日は移動だけ。苫小牧に行っても時間があるので途中観光をしていくことに。

(なに湖だったか思い出せないぞ! 苫小牧に行く途中の湖、どなたかわかったら教えてください。)湖畔のラーメン屋さんに入って、私はおなかが空いていなかったので生ビール。 みんなはラーメン。そのあと少しぶらぶらと散歩。でもあまり居て楽しいところでもなかったので、当初の出発時間を早めて苔の洞門というところにいく。写真ではとてもよかったんだけどね。行ってみたら、めっさだまされたという感じ。観光バスも何台かあったけど、そのバス乗客もみんながっかりした様子。

シュウちゃんは「以前行ったことがあるから行かない」というので、トラック班は別行動。あとで聞いたら湖で泳いだそうな。ボートで真ん中の方まで出ていったら、人もいないし、いいかということでパンツ一丁。男の人は気楽でいいなあ。すごく冷たかったけど、水のなかはおそろしく美しかったそうな。フェリー乗り場の駐車場には先にトラックが着いていて、トラックのミラーにはシュウちゃんのパンツがひらひらとたなびいていた。

船が出るのがちょうど夕方の陽が沈むころ。シュウちゃんと缶ビールを片手にフェリーの一番高いところに昇ってぼーっとする。今日は天気もいいし、風がいろいろな夾雑物をはぎ取っていってくれるようでとても心地いい。7月、8月と金沢でやった芝居がやっと今になって実感として感じられる。そのことをシュウちゃんに話しているうちに少し元気が出てきた。「一瞬よりはほんの少し長い間の経験したと思える光景をどれだけ味わえるか」「永遠と対抗しうるのは実は一瞬なのじゃないか」・・・大江健三郎の言葉とランボーの「永遠」という詩が、芝居の稽古と本番をやっていたときとは比べものにならない重さで自分にのしかかってきている。こんな風に否応にも引きずってしまう芝居をやれたことは、おそらく自分にとって財産なのだ。そうこうしているうちに銅鑼の音が響いてきて、ふと気が付くとサンベとナオキがそばに来ていた。サンベさんにビールの追加を頼んで、しばらくみんなでいろんな話をする。

 


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