「奇蹟の人」旅日記


10/8

 朝、起きてみるとなんと土砂降りの雨。8時50分出発、のはずがつっきんの寝坊で55分に出発。9時ちょっと過ぎ小屋入り。
雨が止んできて少し小降りに。しかしホントによく雨に降られるなあ。誰なんだろう、雨男。最初の予定では、この新湊では、学校の体育館でやる予定だった。それも二階でテックスの体育館。2トンと7トンの荷物を15人くらいで延々運んだあげくイントレを6基組まなければならない。テックスの体育館というのは天上の鉄骨をふさいでしまっている体育館で、これだと、照明、袖幕などなどをつるし上げることが出来ないわけで・・・・恐ろしく大変な仕込みになるところだった。ところが、どういういきさつか詳細は知らないが、学校の方から会場を押さえたということで急きょ市民文化会館になった。助かった!

 さて、旅班のメンバーで修ちゃんというのがいます。彼も〈アンゲルス〉のメンバーなのだけれど、この修ちゃん、格闘技と女の子が大好きで、彼が話す話題といえばそのどちらかしかない。まあ、愛すべき人なんだけど。その修ちゃん、最近髪が薄くなってきたことに相当悩んでいるらしく、雨の中の仕込み、バラシの時はいつも「酸性雨が!!」「放射能の雨が!!」と大騒ぎ。今朝は何を思ったのか、昨日のホテルに置いてあった、シャワーキャップ(透明のビニールでつくってある、まあ、女性用かなあ、)を頭にかぶって仕込みに登場。笑いをとろうと思っている訳じゃなくて、かなりマジなのが怖い。おまけに今日、他の劇団員のご両親が使っていて、毛が生えてきた、という一本2万円もする毛生え薬の試供品をもらって、「使ってみてよかったら、俺は買う」と豪語? している始末。この努力で何歳まで持ちこたえられるんだろう。ちなみにいま20代。男の人はハゲたっていいのに、なんて私は思うけれど、ね。つっきんと修ちゃんは水虫対ハゲの闘いとかいって、楽屋で罵倒しあっている。

 開演1時半。久しぶりというほどではないけれど、久しぶりの舞台。やってしまいました。セリフをぽっかりと忘れてしまった。そんなにお客さんには分からなかったとは思うけど・・・・・。アンサンブルの俳優で、やっぱり〈アンゲルス〉のメンバーでもある橋本陽子が観に来ていたので、終演後「分かった?」と聞いたら、笑っていた。いやあ不思議。あとで思い出すんだけど、なんでかその瞬間ぽかっと真っ白になってしまう。そうなるとその瞬間はどうやっても思い出せない。ほんの数秒のことなんだけど。「ヘレンに同情して愛玩用の動物みたいにかわいがっていらっしゃる。犬と同じなんです。」というところ、もう単語の犬しか思い出せない。犬という単語を交えてその場でセリフをつくる。冷や汗物です。

 終演後、ロビーで生徒さんと座談会。5時に小屋を出て長野県飯山市まで移動。とても細い山道を延々。何人かバス酔い。夜の8時頃ホテルに着く。ホテルの周りには何もないのでホテルのレストランで食事。きょうはゆっくりお風呂にはいって、おとなしく寝よう。

 



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