「奇蹟の人」旅日記

佐賀県神崎郡→熊本県玉名郡


10/28

 8時50分宿を出発。9時劇場入り。あーあ。仕込みは昨日の続き。通常普通の劇場で仕込みをする場合、3時間半ほどでおわる。しかしこの小屋は、昨晩から問題続出。おまけにスライドのOHPが壊れてしまった。急きょこの小屋にある物を借りる。

 みんな、二度とこんな小屋にくるもんか! と怒りまくっている。でもほんと、こういう公民館とか文化会館とかよくあるんだけどね。こういうところに限って文化庁の仕事で来たりすると、嘘みたいにへいこらする。権威に弱い。やだな。

 でも、たぶん、町の予算からすれば相当なパーセンテージをつぎ込んで作ったのだろうから、大事に大事に、なるべく汚さないように扱いたいというのは分かる。でも、文化事業という意味をどこかはき違えている。「器」を腫れ物みたいに管理してどうする。問題はそこで何をやるかという「中身」だ。

 金沢に「金沢市民芸術村」という公共施設がある。(アンゲルスのページで紹介しているが)この施設の中にアート工房というスペースがある。ここがオープンされて間もない頃、つまり床も壁も新品。いまも新品同様にきれいだけど。あるアーティストが、その板張りの床に穴をあけて、中に照明を仕込んで空間を創り、自分の作品を公開した。責任を持ってその人が元通りにするという条件付きだが。アーティストはその床に使われている板と全く同じ物を用意して元通りに直した、という話を金沢市民芸術村に通っていたときに聞いた。そこまでやったアーティストも偉いし、そういう使われ方を認めてやらせる市民芸術村、というのも素敵だ。

 終演後、バラシて移動。熊本県玉名郡まで。7時前に宿に着く。今日は日本旅館「竹水苑」

 今日は、お父さん役をやっている長畑さんの誕生日だというので、宿の人にお願いしてお誕生日ケーキを用意しておいてもらう。46歳になったのかな。彼はかなりの酒飲みなのでケーキは食べない。この旅班の若いメンバーは余りお酒に強くない。そして驚くほどよく甘い物を食べる。彼らは大騒ぎをしながらケーキを食べていた。

 食事の途中で日置くんから電話が入る。彼は元アンサンブルの役者で、現在長崎のハウステンボスでイベント関係全部の総合舞台監督をやっている。どうやら偉い人をやっているらしい。(かれもMac使いでアンゲルスのメンバー)うちらの同期の中では一番の出世がしら! ということになるのかなあ。収入はわたし達の?倍です。九州に来ると必ず旅班に遊びに来てくれておごってくれるのだけれど、今回はわたし達の方が、この週末に彼の仕事場に遊びに行くことにした。「遊びに来るんだったらチケットを用意しておくけど、お前ら泊まる気あるか?」という電話。泊まるってどこにさ? と聞いたら「ハウステンボスの中にあるコテージを二棟押さえたでぇ」一人?千円。居酒屋で払う値段程度。それはもちろん泊まります!!!!! 「それやったら泊まる人間の名前と年齢を早急にFAXで送れや」ということになった。わーい。持つべきものは権力のある友達だ \(^^\) (/^^)/

 今日の宿は温泉で露天風呂がある。無色透明で臭いのない温泉。こんなのが自分の家に湧いてたらいいなあ。ゆっくりお風呂に浸かって、1時頃には布団に入る。



BACK   NEXT


HOMEPAGE  PROFILE  FRIEND  ANGELUS  ENSEMBLE 

MAIL