4 /24 (火)

Marti 24 Aprilie 2001

11時近くにキシナウの駅に着く。とりあえず 200000 レイ だけ両替する。どこへいったらいいものやら・・・とりあえず地図買おっ。で、構内をうろうろ。「地図ありますか?」 「あるわよ」 ・・・・・で、ちがーうっ! 彼女が出してきたのはヨーロッパの地図。そんな大まかな地図でどうやってペトロたちのとこまで辿りつけというのじゃ! 「キシナウの地図」 「それはない」 で、「何処で買えますか」 「そこに本屋さんがあるから」 ありがとう。 で、てくてく。タクシーの運転手さんが寄ってくる。「何処へ行くの」 ・・・・・・私が知りたい・・・・ 

本屋さんへ入ってみる「キシナウの地図ありますか?」 「ありません。駅に行って見て」 「駅で聞いてないって言われたの」 「おうっ」 ・・・オウじゃないっ 「何処で買えますか?」 「わからない」

キシナウには地図自体が存在しないのであろうか・・・しかし、それは困る、非常に困る。はっきり言って右も左もわからん。この間来た時は車だったし、街をうろうろしたわけでもないから、何が何処にあるのやら。で、帰巣本能を頼りにとことこ歩いてみる。で、キオスクがあったので、おば様に「地図ありますか?」って聞いたら何故か笑っている。笑いながら 「ないっ」 「何処で買えますか?」 「わからない」 ・・・・なんでじゃぁ・・ 「それじゃぁ中心街ってどっちですか?」 で、指差された方は、180度反対方向であった。私の帰巣本能はまったく当てにならん・・・で 「トロレイブズがあるわよ」 そんなもんに乗ってさらに迷子になったらどうする・・・「歩いたら何分くらいかかりますか?」 「30分くらい」・・・・結構あるなぁ・・・重たい荷物が無かったらそれくらい平気なんだけど。まあ、仕方ないか。

ホントにこっちかしらとか思いつつ、とことこ歩き出す。途中大き目のホテルがあった。おやぁこの間止まったホテルかしら・・と思って入ってみたけど、違った。共産圏時代の建物はどれもこれも似ていて区別がつかん。「あっそうだ、ホテルなら外国人用に地図があるかもしれん」 で雑誌を売っているところへ行っておば様にまたもや同じ質問。ここの売り子のおば様は全ての言葉がオペラ調・・・・謳うようにという表現があるけど、そうじゃないの・・ホントに歌ってる・・・今度はあった。なんだあるじゃん!! やっと見つけたぞい!でも、この地図がまた・・・ねぇ、ホントにこんな地図しかないの? といいたくなる代物であった・・小学生が作成したのかというような白地図みたいのと、日本だったら銀行の窓口に置いてあるような小冊子の観光ガイド風、で、申し訳程度の地図が後ろについてる・・・で、値段だけは外国人仕様。60モルドバレイ。数字に異常に弱い私は、またもやわけがわからなくなる。100000ルーマニアレイが44モルドバレイ・・・タダで配っても良いような小冊子である。他の物価を考えたら恐ろしく高いことには間違いがない。でも、仕方ない・・・・でお礼を言って外へ出る。テクテク・・・・

どうやら中心街らしきところに出た。よくよく見たらナショナルシアターと書いてある建物の前。となりに黄色の建物でグリーンカフェてな英語の名前のレストランがあった。黄色なのに緑かい!と一人で突っ込みながらまあ、居心地良さそうなので入って作戦を練ることにした。トマトソースのペンネとカプチーノ。で、地図を見ながら送ってもらったFAXの住所に書かれてる通り名を調べてみるんだけど・・・・載ってない・・・・んー。仕方ない、電話で迎えに来てもらうか・・・でも公衆電話はあるけど、私はカードもコインも持ってない。で、お店でかけさせてもらうことにする。

で、出たのはペトロ。場所を聞くのにも良くわからないから、店員さんを呼んで住所を書いた紙を見せて「ここに行きたいのだけど、助けて!」 で、電話を替ってもらって説明を聞いてもらう。で、結局、迎えに行くからそこで待ってて。ということになった。

「彼女、何してるの?」 てな感じで話し掛けられて振り向いたらドムヌル・スラヴア氏であった。解かりやすいようにナショナルシアターの階段の真ん中にちょこっと座って待ってたんだけど、その格好が何だか可笑しかったらしくてやたらウケてる。で、車でペトロたちの事務所 「ジンタ・ラティーナ(ラテンの世界という意味らしい)」へ。

夕方までお話したり何やかや。「Yoko、フェスティバルの日程が決まったよ」で、見せてもらったんだけど、やや・・この間の打ち合わせと違うじゃん・・・31日予定が29日になっておる。で、そりゃぁ、困る。無理だ。可能であるなら31日にして頂戴、と交渉。稽古も必要だから。この間そういう話になったと思うんだけど。で、スラヴア氏に 「そうだっけ?」 「そう言ってたよ」 ・・・もうっ、ペトロったら聞いてるようで聞いてないんだから。

今回の映画の監督セルバン氏がやってきて、招待状を渡してくれた。で、そのあとペトロの秘書のアラと一緒にオペラシアターへ。総ディレクターにインビテーションを渡すためである。女性であった。で、紹介されたんだけど・・・どうしてこう、名前ってなかなか覚えられないんだろうなぁ・・・楽屋の中にある食堂がある。「ここの食堂はおいしいのよ」 とかいろいろ説明してくれるアラ。確かにいいにおいが漂ってる・・・少しだけ街を散歩。でもあいにく小雨がぱらついたりしてる。

また事務所に戻ってくる。で、事務所でコニャックを出してくれて、みんなで賞味。こちらの方たちは女性も含めてとてもコニャックが好き。確かにウィスキーより飲みやすいんだけど・・・・今年の秋に日本で上演する彼らの芝居の写真を見せてもらった。・・・「やっぱり・・・・」 そうつぶやく私。明らかに彼らの芝居は・・・違う。良い・・・のである・・・いろんなことが頭の中を駆け巡る。うまく、彼らに伝えられないもどかしさで頭をかきむしる私であった。。。

ヨウコは今日のお夕飯はどうしたい?てな感じだったんだけど、なにやら彼らは話合ってる。で、ホテルの方の仕度が出来たので、連れて行ってくれるとのこと。劇場の近くにある、真新しいホテル。やや・・・私はどなたかのおうちにお泊りさせてもらうのかと思っていたので、少々面食らってしまった。どうしよう・・・・それも、綺麗なホテルで、日本だったら田舎のペンション風って感じかな。この間のホテルよりは安いとは思うんだけど・・・今回、稽古風景も見たいから、一泊余分に滞在を伸ばしてもらった。私が払うというのなら、まだしも、彼らに負担をかけるのは・・・・非常に心苦しい。彼らが経済的に非常に大変であることはよく承知しているつもり・・・でも、彼らって無理してでもそういうところは丁重にもてなそうとしてくれるんだよね。おまけにそういう苦労は絶対こちらに見せない。いつでも子供みたいな顔をしている。それでいて、さりげない。外国人にありがちな押し付けがましいほどのもてなし方をしないんだよなぁ。しかし・・・・どうしよう悩みどころだ。スラヴァ氏が劇場のレストランで買ってきたパイ生地のあげパンのようなものを3つ手渡してくれた。お夜食のつもりで買ってくれたみたい。どうやら、私が疲れているだろうから、という配慮みたいだ。

部屋に入って荷物を解く。しかし、まだ6時。どうしても手紙が書きたくなった私はいい喫茶店を探しに出かけることにする。で、少し街をうろうろ。デパートらしきものがあったので、入って便箋をさがすけど、ない・・・で、普通の紙を10枚ほど買う。でまたうろうろしていたら、前回来たときに入ったレストランを発見したので、おなかも好いてないけど入ることにした。

スープとサラダ。それとカプチーノ。しばらく手紙を書いて、暗くなってきたので部屋に戻ることにする。何といってもまだ勝手がわからないし。モルドバは共産圏色がルーマニアより色濃く残っている。そのせいか、ジプシーは少ないらしいのだけれどね。

で、部屋に戻ってビデオメールを撮影。それからお風呂に入る。とにかく、二部屋もあって、それぞれの部屋にダブルベットが一つずつ。一体誰と寝ろというのであろうか・・・というくらい快適に広い。お風呂場も綺麗。フロントマンの態度もとてもよろしい。前回もここだったら良かったのになァ。

それからベットに入って手紙の続き。今日でないと書けない・・・彼らとあって、いろんなことを感じていろんな感動をもらっていろんなことを考えさせられた。この気持ちが新鮮なうちに・・・朝方5時頃、長い長い手紙を書き終えた・・・疲れてるけど、頭が妙にさえちゃって寝られそうにないけど、寝なくちゃ・・・で、おやすみなさい・・・・

 

 

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