4 /27 (金)

Vineri 27 Aprilie 2001

朝、8時半に起きる。シャワーを浴びて、荷物を詰めて、出発の準備。さすがに朝ごはんを食べる時間はないなぁ・・・まあ、いいか。で、フロントへ行く。さてさて、どうしたもんか。私が払うっって言えば何がしかの答えが出るじゃろ・・・で、「現金が無いからカードで払いたいんだけど。」 で、フロントマンが案の定「お代はいりません」ってな感じ。んー困ったなァ・・・「えっ、でも・・・」とごちょごちょ言っていたら、後ろから「Yoko! ホテル代はタダ。いいんだよ。」 ホテルのレセプションから一緒に帰ってきたメンバーであった。「うん、でもね・・・」「僕達グループ、心配ない。気にするな」・・・・分かっているんだけど、んーっ・・・よし、今回はお言葉に甘えることにしよう・・ で、「朝ごはんは食べたの?」 でも、9時50分になっちゃっていたので、「あんまり時間がないの。ペトロの稽古が10時に始まるから」「コーヒーくらい飲んで行きナヨ」

で、私はコーヒーとシュークリームをとって三人でお話。彼らはペトロとモスクワのアカデミーで同窓だったらしい。んでもって、この二人は映画学科とでもいうのだろうか、で学んでいた。彼らは二人ともモスクワ在住。一人はモルドバで生まれたので、モルドバ語、というかルーマニア語というかはちょっとだけ喋れる。でも、もしかしたら私のほうがまだ喋れるかもしれないって言う程度。で、もう一人は英語がちょっと喋れる。で、私はルーマニア語をちょっとと、英語をちょっと。彼ら二人の間はロシア語。私は、簡単な英語なら聞き取って何となく分かる。でも、英語は全く出てこなくなっちゃってる。で、ルーマニア語で喋るんだけど、分からない単語は何故か英語(知ってればね)になってしまう。私にとっては、「このなんともいえないもどかしさ」はこの半年で当たり前になっていたんだけど、彼らにはちょっと新鮮だったようで。「3人の人間で、4つの言葉が飛び交ってるっ!」っで大笑いしてる。

彼らは映画の感想についての意見を私から聞きたかったらしい。こうなったら稽古は遅刻覚悟で付き合うか・・それで延々・・・・ディスカッション。お互いがお互い自国の言葉以外のものを、たどたどしく喋るからかえってわかり易いのかもしれない。一つの単語にたくさんの意味をこめて話すし、お互いその一言の意味をたくさん想像する。

モスクワから来た映画人

テクニカル関係みたい。気のいい人たちだった。

そのうち、どうしても伝えたい言葉があるらしのだけど、そのルーマニア語が分からない。で、もう一人がルーマニア人のウェイターを引っ張ってきて、ロシア語で説明して、私は辞書を持ってきて・・・てなかんじ。その言葉は「退屈」だったんだけどね。 他国の言葉が喋れるというのはとっても大事なことだと思う。でもそれ以上に大事なことがある。それが肌で分かってきたような気がする・・・頭じゃ分かってたけれど、肌で分かるっていうこととは、ホント、全く違うことなんだなぁ・・ミュニケーションというのは、エネルギーも要るし、気力もいるし、いや、マジでホントに疲れることなんだけど、「何かがしたい、何かを伝えたい、何かを知りたい、」という創造的なエネルギーみたいなもんが、自分の中だけじゃなくて、そこにある空気に満ちている時は、ぎこちなさや、疲労や、言葉の壁を 「気がついたら越えていた」 という瞬間がある。持続させるには、さらに大きなエネルギーがいるけれど。そしてそこには、当たり前に誤解もある。でも、そりゃぁ仕方ないことだし、別にいいじゃんっ!そんなことをつらつら思わされた・・・

結局、一時間半も遅刻して稽古へ行く。

行ったらシーンとしていて、ペトロがとある生徒さんにダメだしラッシュ。まあ、稽古場であればよく見る風景であります。

そのあと、しばらく事務所にいてから、1時頃から<ペトロの奥さんで女優の方の>アラが料理をして待っている。というので、秘書のアラと(ややこしい・・・)、事務所からのんびり歩いて15分くらいのところにある彼らのお家へお邪魔する。1歳4ヶ月くらいになる女の子がいる。ずっと、ニコニコしていて泣いたりしないの。で、いっちょ前に音楽がかかると踊りだす。これがまたうまいのよねぇ。なんでだろ。で、ペトロ一家が勢ぞろいで写っている雑誌があるんだけど、それを指差して、「たーた!(パパ)」 「それ、パパじゃないよ、ママじゃん」 で、今度はお兄ちゃんを指して、「まーま」 「だからぁ、それはおにいちゃん」 とにかく、彼女にとっては全ての人間がパパかママで表現される。おもしろい。しかし、わたしも彼女並みの語学力だ・・・

ペトロとアラの小さな娘さん
ステファニー

ほんとにお愛想がいいの

 

料理が完成するまで1時間ほどあったので、その間はずっと彼女と遊んでた。アラが写真をいろいろ持って来てくれたんだけど、それを見ている暇はなし。彼女からうっかり目を離すと、写真やら雑誌やらが部屋中に巻き散らかされてしまうのである。夕方の4時半過ぎまで、一緒にお食事してお話したりして過ごす。全くモルドバ・レイがなくなっちゃたので、両替所まで行ってもらって、残り少ないお金を両替。で、駅まで送っていただいて、ルミママたちへチョコレートのお土産を買う。列車に辿り着いて、アラと挨拶しようとしたら、車掌さん(といっても女性)が早く乗りなさい!出発するわよ。てなことを言って私を引っ張り上げる。しかし、私の時計は出発予定時刻まで、あと、8分近くある。列車が正確なのは日本くらいなもんだ!とはよく聞く。が、しかし、遅くなるなら分かるけど、何で早まるんだろう・・乗り遅れる人がいっぱいいるんじゃなかろうか・・・なぞだっ

さてさて、帰りの道中がどうだったかと言うと・・・これがまたあなた・・・

アラとステファニー

そろそろおねむの時間・・・

この帰りの出来事は

べんべん
モルドバ再訪問記<・・・列車編>

でお届けしております。是非ともそちらをお読みくださいまし。何せ長いもんで・・・

とにかく、再び13時間の長旅を終えてなんとかブカレストに着いたのであります。

初、一人旅日記
< 完 >

フランスの劇団から電話

二人ともフランス語で喋ってた・・・同じラテンの派生語とはいえ・・・不思議だ・・・

 

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