2001 / 1 / 12 金

Vineri 12 Ianuarie

10時頃、慌てて起きる。11時にブランドラ劇場でドムヌル ドル・アナと会う約束をしていたのである。
彼は俳優で今、演劇アカデミーの講師をしているとのこと。 一昨日ジェネラルディレクターに連絡を取ってもらったのである。遅れるわけにはいかん、と思っていたけどやっぱり遅れちゃった。1分ほど。私にしては優秀な方だ・・・(^^!)

しかし、ドムヌル ドル・アナ はなかなかやってこない。オフィスではいろいろな問題が起こっているらしく、ジェネラルディレクターのステファン氏は怒鳴りまくっているし、いろんな人が出入りしてるし、で落ち着かないのでロビーで待っていることにした。ドル・アナ氏はナショナルシアターで稽古をしていて、どうやら遅れているらしい。電話が入ったとミハエラが伝えに来てくれた。

約一時間ほど経ってから、ミハエラが「外で彼が待ってるから、早く早く」ってな感じで鞄やらを持ってきてくれる。しかし・・・・えっ??? 会って、見学させてくれという交渉をするつもりであった私は何が起こったのやら・・・

ドムヌル ドル・アナが運転する車に乗って走り出す。どうやらアカデミーの授業にそのまま行っちゃう見たいだ・・・「まっ、いいか。」車の中で自己紹介やらなんやら。「ルーマニア語は話せるのか?」 ・・・・そんなわけない・・・・ 「フランス語は?」・・・・・・アン・ドゥ・トロワ だけなら言える・・・・・ 「そんな状態でアカデミーを見学してどうするんだ?」という感じらしいが、<判ろうが判るまいがとりあえず見てみなくちゃ始まらん> と思っている私は、「Nici o probrem !!(何の問題もない)」 とお気楽モード。車の中の話で判ったことは「ドル」というのは、とてもセンチメンタルな意味があるのだ、ということである。ルーマニアではドラゴステというのが英語でいうLOVEにあたる。変わった名前だなぁと思っていたが、そういうことか。そういえば、昨日ミハイ氏から携帯にメールが入っていたがそういう単語が使ってあった。ここしばらく逢っていないので、寂しいぞっていう意味合いらしいが。これでこの単語は覚えられたな。

ちなみに ドムヌル ドル・アナ の携帯の着信音は <ルーマニア国歌> である。

さてさて、アカデミーは比較的私の家から近いところにあった。いつも歩いている距離に比べれば大したことはない。授業といっても、どうやら今日から舞台稽古になるらしく、アカデミーの中にある劇場での見学とあいなった。どんな作品かは知らないが、グラマティカのためにとてもよい作品だ、ということらしい。グラマティカって文法とかのことだけれど、言葉というより俳優のための、という意味だろうなぁ・・・しかし、ここ2,3日の寝不足がたたっている私は、眠くて仕方ない。意味のわからん早いルーマニア語はベビーベットの上でくるくる回っているおもちゃのようである・・・。しかし、自分で見学させてくれと連れてきてもらって、それも一番前でドル・アナ氏の隣に座っていて、居眠りこっくりというわけにはいかないので必死である・・・

さてさて、2時半頃に稽古が終わって、一応今後のスケジュールのことを確認してから劇場を出る。

とにかくお腹がすいているので、ふらふらしながら食事の出来そうなところを探す。道端で売っていたパイを二つほど買ってもぐもぐ・・・。あたらしく出来たピザのお店があって、覗いてみたら中でゆっくり出来そうだったので入ることにする。ピザとカプチーノ。語学の勉強をしながらもぐもぐ。ミハイ氏に電話しようと思っていたのだが、今日も彼は芝居がある。「今日の芝居がうまくいくことを願ってるわ」って何ていうのかなぁ・・・・と思って動詞を並べて文章にしてみる。どうもしっくりこないような気がする・・・自信がないので会計をしてくれた店員さんを捕まえて「私にちょっとだけルーマニア語を教えてくれない?」と聞いたら、「いいよ」と快い返事。わたしの書いた文章では意味が判らない、といわれてこういう状況でこうなの、と動詞の原型というやつを並べて説明。判ったみたいで、いろいろ教えてくれた。やさしいいい子であった。「ありがとう」 とお礼をいってお店を後にする。

でも、外に出て電話をかけてみたら「ただいま電話に出られません」状態であった・・・

てくてく歩いて今度は本屋さん。今日は新しい辞書を買うことにする。今までの「英語ールーマニア語」の辞書は32000語。これでは載っていない単語が多すぎる。以前探しに来た時は入荷されていないらしく辞書の棚はガラガラであった。今日見たら新しい本がいろいろ入ってる。棚に並んでいる辞書の中で一番語彙の多いものにするけど、それでも75000語。仕方ない。ついでに店員さんを捕まえて、パソコン用の辞書はないのか???と聞く。棚に並んでいるCD-ROMはビジネス用のものだったり、英語を学ぶためのものだったり。私が欲しいのは単純に辞書。「あった!」と持って来てくれたけど、箱にも入ってない剥き出しのケースに入ったCD-ROM。怪しい・・・・Win98用だし。単語数も書いてない。聞いたら、今手にしている辞書よりずっと少ないとのこと。これじゃあ買っても意味ないな。他の店でもう一度聞いてみることにしてお店を後にする。

気がつけば6時半。今日は7時からブランドラ劇場のもう一つの方の劇場でピランデルロの作品を見ることになっていた。以前通った道と違う道を歩いてみたら、案の定迷ってしまった・・・あちゃ。途中兵隊さんに何度か道を聞いて辿り着いたら開演時間5分前。間に合ったぁ・・・・しかし、劇場の入り口のカーテンは閉まったまま。「????」 入ろうとしたら、チケット売り場の女性が何やかや。私が招待状を見せて「何で?」 「・・・・・なんやかや・・・」 全部は分からなかったけど、俳優の誰かのファミリーがどうのこうの。お家で何かあって、俳優が来られないということなのか。日本では 「役者は親の死に目に会えない」 なんていうのが、プロ意識の象徴のように誇らしげに使われるけどね。海外ではそんなことはないのである。といわけで来週に変更になったらしい。

せっかく行ったのに・・・・ぶつぶつ。他の劇場へ行くわけにもいかず、時間が中途半端。街中まで戻る。コートを買うのにすったもんだしたお店の前を通ったら、その時の店員さんがいて、目が合っちゃった。手を振って挨拶したけど、勢いもあったので中に入って買い物をすることにした。「新しいの入った?」「まだなの。探していたコートは見つかった?」「見つからないの」てなかんじの会話を交わしながら、あれこれ試着。ハイネックのシャツ?を一枚買う。

その後スーパーへ寄ってお買い物。さすがの私もぐったりでござる。荷物も重たいし。足を引きずりながら家に戻る。コーヒーと玄米茶を飲みながらしばし休憩。新しい辞書を広げて、調べられなかった単語を調べて、ビデオメールを3本作成。送信するのに50分以上かかった。遅すぎるぞ AOL!!! 本気でプロバイダーを変える気になった。

今日は早く寝ようと思っていたのであるが、またもや4時近くになってしまった。ありゃりゃ・・。

 

 

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