5 /26 (土)

Sanbata 26 Mai 2001

朝飯はパスである。11時ころに本部の事務所へ公的なご挨拶に行く。そのあと午前中は、演出家のみすたーOと、私の衣装の買い物へ。シビウとキシニョフは、私はちょこっと出て、歌を歌うことになった・・・けど、衣装はない。ルーマニアの民族衣装を覗きにいく。で、白い綿の半そでワンピースと長袖のブラウスを重ね着することに。

お昼過ぎにわれらの心強い見方、<助っ人urile din Bucuresti > メンバー(・・・ブカレストからの助っ人たち・・・という意味でございます)、計6名がブカレストより到着。待ちかねていたよ・・・うっうっうっ。

<助っ人urile din Bucuresti >とフェスティバル側からの我々グループの面倒を見てくれる大学生の女の子二人と一緒に、ホテルから専用バスに乗って、現場まで。この各グループに派遣される人たちはほとんどボランティアとして借り出されているらしい。彼女たちは英語は堪能。問題が起こったり困ったことがあったりすると本部とのやり取り含めて、彼女たちが面倒見てくれる。

ホテルからバスで20分くらい走る。1時から仕込み。場所はチスナディオアラという隣の町にある小高い山の上にあるチターテと呼ばれる城砦教会跡。で、野外公演。いやぁ・・・・私なんか一回休憩しないと上まで登れないもんね・・・タバコの吸いすぎだぁ・・・

道具立てはたいしてないから、比較的すぐに場当たり稽古に入る。舞台監督のヒオキちゃんは怒ってるけど・・・。 今回のバージョンでは、ところどころ英語の台詞が入ってる。個人に任せるけど、それをさらにところどころルーマニア語に代える。

俳優1  「ねもとさん、これはルーマニア語でなんていうんですかぁ?」
私   「さっちゃーん」
俳優2  「あのぅ、ねもとさん」
私   「ヤリくーん」

・・・そのうち、私には誰も聞かなくなった。現地のボランティアメンバーと助っ人urile din Bucuresti メンバーが一生懸命現地で通じる現代語になるように、相談して翻訳を手伝ってくれる。それを俳優たちは必死で覚えてる。なじみのない言語を覚えるのってえらく大変だろうに、みんなえらいなぁ・・・わたしなんか絶対無理だで・・

城壁にて陰干し中

ところで、仕込み具合はどうかというと、アンプが届いてないだの、届いたはいいけど、音はでないだの、照明機材は工事現場で使うものじゃんっ!色のシートをかけたら溶けて燃えちゃうじゃん! だの、常のことではあるけれど、照明さんと、ギタリストは不安材料だらけである。

とにかく、暑いのなんのっ! 大量のぬるい水と大量のぬるいコカコーラが消費される。私も頭から野球キャップと上着を被ってる。これまでのフェスティバルでは舞台として使っていた中央の盛り上ったスペースを、われわれは客席にしてしまって、その後方にある城壁と城門を舞台にしてる。足場がいいとは決して言えない。ルーマニアにお金があれば、観光地としてもっと整備されていても不思議ではない15世紀の建造物であるが、今はただの野ざらし状態の遺跡でる。ガタガタの岩場と土と草の上を俳優たちは転がるように駆け回る。

夕方、一度ホテルに戻る。私と、オセローくんと、演出家はクリスティーナに付き合ってもらってラジオ局の車が迎えに来たのでおでかけ。みんなはホテルで早めの夕飯とメーキャップ等の支度。

さてさて、このラジオ局でちょっとした騒動が持ち上がる。お互いの文化の違いの認識不足によるコミュニケーションの断絶??状態。このことを書くとまた長くなるから、そのうち機会があったら書くことにいたします。

遅くなってそのまま、現場へタクシーで向かう。用意していてくれたサンドイッチをかぶりつきながら今朝買った衣装に着替える。昼間の暑さとはうって変わった寒さである。さすが・・・山の上・・・

照明さんにとっても、出演者たちにとっても一番疲れてるけど、やっとかないとヤバイ今夜しかできない夜の稽古。真っ暗になったら足場なんてほとんど見えないからね。土の上でコケる分には<アホかっ!>ですむけど、苔の生えてる岩場でこけたら相当やばい怪我もしかねない。昼と、夜とじゃ、まったく現場が違って感じられるものなのでありまする。深夜1時。一幕だけ通して今日は終わりになっちゃった。2幕までやっておかないとヤバイじゃんと舞監は心配してるけど。

ホテルに戻ってきて、{助っ人urile din Bucuresti メンバー}の部屋へ行って、軽くビールを飲む。部屋は広いけど、ベットは二つ。あとはソファーに寝る人と、寝袋に寝る人と。こちらの事情もあって、こんな状態になっているにも関わらず、面白がっている。まったくもって、彼女たちのパワーと逞しさと臨機応変に対応できる判断力には、感動ものである。昼間だって、彼女たちがいなかったらもっと大変だった。彼女たちは、私にとって精神的な支えである。

とにかく寝るか・・・明日はいよいよ初日であーる。

 

 

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