街角文化ウオッチング vol.37 じぶん活性化 ・・・『ぐんま見聞録』第164号(群馬県広報課発行)より



  中心商店街の衰退が各地で見られる。その度ごとに活性化策が唱えられ
 ている。イベントあり、支援金あり多彩だ。
  県都、前橋の広瀬川ぞいの紅茶専門店を使って、演劇などが上演されま
 した。地元出身の女優が、企画集団を設立、第一回の企画として同店や友
 人らの協力で実現したという。当日は、芝居や歌などが手ごろな空間で披
 露され、気軽に楽しめた。県外からの出演もあり、人と人とのネットワー
 ク、地域と地域のネットワークの効果も感じられました。
  聞けば、この企画のテーマは「じぶん活性化プロジェクト」。外的要因
 の活性化だけでなく、自らが活性化する、楽しむことができなければ始ま
 らないという思いが伝わってきました。  
  近くの弁天通りでは、縁日にちなんだ「弁天ワッセ!」も毎月開催され
 ています。ここでも、「自分たちが楽しいことをやる」の精神があり、訪
 れる人たちにも伝わっています。
  最近では、中央通りに一日だけの「歌声喫茶」も誕生、月例化を目指す
 そうです。ここでも「楽しかった歌声喫茶をもう一度体験したい」という
 個人の思いが結実、商店街活性化と結びつきました。まさに「じぶん活性
 化」の原点がここにあると思います。

             (桑原高良・上毛新聞社前橋支局長兼編集委員)  


←BACK